秋田大学発ベンチャー 特定非営利活動法人「光環境DX研究学会」 の説明
with/postコロナ社会において,様々な業界でデジタルシフトが進み,デジタルトランスフォーメーション(DX)を活用した快適な暮らしづくりが注目されるようになってきています。秋田県には,光技術や,伝統的に県の強みである電子部品・デバイス・電子回路製造技術等に長けた多くの企業が存在しており,秋田大学とこれらの企業との技術を融合することにより,地域経済に大きな波及効果をもたらすポテンシャルをもっています。また,秋田大学と企業が保有する研究シーズは,他地域にはない秋田発の独自の技術をもっています。
令和元年,秋田発の独自技術である次世代光技術,情報通信技術や制御システム技術を活用し,人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させ,最適・快適な住環境等の空間を実現させることを目的として,水平連携・異分野連携・広域連携を進めるプラットフォームである「ALL: All Japan Lighting Laboratory」を創設しました。このALLを中心に,大学及び県の公設研究機関,企業が連携し,異分野交流会や,光エレクトロニクス,環境工学,生体医用工学に関する研究や実務に携わる方々を招いての講演会を開催してきました。これらの活動の中で,複数の企業や外部資源を巻き込んで広域的に技術を展開することにより,これまで以上の価値を産み出すことが可能であることを実証しました。また,広域連携の重要性を再認識したことで,本格的な地域学会を創設しようという機運が盛り上がり,令和3年11月29日、特定非営利活動法人(NPO法人)「光環境DX研究学会」を設立するに至りました。NPO法人化したことにより、社会的に認められた公的な組織となり,広く社会に貢献する研究・開発活動を行うため,行政や関連団体との連携を深めていくことが可能となりました。
今後は,これまで以上に,広く様々な分野の多くの大学や公設研究機関,企業の方々に参画していただき,主に学術的な見地から,知識の共有および産業への応用を目指した研究技術紹介,活動成果の発表,教育の普及,会員の交流促進により,産業の発展に寄与する活動を行っていきます。当法人の発展,確立により,この秋田の地を基点に,SDGsで謳われた持続可能な開発目標の実現と,最適な暮らしや心地よい暮らしの実現を両立させ,地域社会はもとより,広く世界に貢献していけるものと考えています。
光環境DX研究学会定款
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理 事 長 河村 希典(秋田大学)
副理事長 田中 元志(秋田大学)
副理事長 並木 里也子(Orbray株式会社 代表取締役)
理 事 齊藤 勝俊(有限会社 サイカツ建設代表取締役)
理 事 百瀬 和(一般社団法人 国際医療福祉研究所 代表理事)
理 事 谷口 智行(秋田大学)
監 事 佐藤 陽介(秋田大学)