日時: 2024年1月28日(月)13時30分~14時20分
場所: D130講義室
参加者:教職員:8名,学生:21名 (学部生・院生)
電気電子工学コースでは,学生と教職員間の相互理解を深め,より良い教育環境を構築することを目的として,これまで年1回懇談会を実施してきました。
河村希典 電気電子工学コース長からは,本懇談会の位置付けについて以下の説明がありました。
- 本懇談会は,学生からの意見・要望を収集し,教育内容や学習環境の改善に役立てるための貴重な機会であること。
- 具体的な要望としては,コースや学部に関するものから,大学全体に関わる学習環境の改善,キャンパスライフの魅力向上に関するものまで,幅広く意見交換を行ってきたこと。
- 過去の懇談会で寄せられた学生からの意見・要望は,可能な限り実現するよう努めており,実際にいくつかの改善策が講じられたこと。
学生から主に以下の要望や質問がありました。
- 1号館の内側に自動販売機を設置してほしい
要望内容: 1号館を利用する学生にとって,飲み物を購入できる場所が限られているため,館内に自動販売機を設置することで利便性を向上させてほしいという要望がありました。
回 答:自動販売機の設置については,大学生協が所管しているため,学部と大学生協に要望を出すことにしました。 - 共通127講義室の室内または室外に傘立てを設置してほしい。
要望内容: 雨天時に傘を置く場所がなく,講義室内の床が濡れてしまうことがあるため,傘立ての設置を希望する意見がありました。
回 答: 総合学務課理工担当に相談し,設置の方向で動いています。 - WebClassでの講義資料の閲覧期間を無期限にしてほしい。
要望内容:教員によって講義資料の閲覧期間が異なり,期限付きの場合もあるため,学生からは統一して無期限に設定してほしいという要望がありました。過去の講義資料を復習や試験対策などに活用したいというニーズがあり,いつでもアクセスできる状態を望む声がありました。 - 回 答:現在のWebClassの仕様では,教員が自由に講義資料の閲覧期間を設定できるようになっています。教員によって,学期末まで,無期限,あるいは授業回ごとに設定が異なっているのが状況です。これは,講義資料の閲覧期間を設定するメリットとデメリット,そして講義資料の性質を考慮した結果です。講義資料は,教員が長年の経験や知識を基に作成したものであり,貴重な知的財産であるため,教員によっては,講義資料の無秩序な拡散を防ぐために,閲覧期間を制限している場合があり,教員毎に判断して閲覧期間を設定しています。これらの要素を踏まえ,各教員がそれぞれの講義資料の性質や授業の進め方に合わせて,閲覧期間を判断しています。学生の皆さんには,講義資料の閲覧期間が限られている場合もあることを理解いただき,必要であれば資料をダウンロードし,各自で保存しておくことをお勧めします。今一度,学生に対して講義資料の閲覧期間設定に関する考え方や,必要であれば資料をダウンロードし保存するよう促すなど,教員が講義中に説明することにします。
- 秋田大学の春休みの開始時期が他大学と比べて遅い。
要望内容: 秋田大学の春休みの開始時期が他大学と比べて遅く,オンライン講義のテスト期間もあるため,春休みの開始時期を早くすることはできないかという要望がありました。
回 答:秋田大学の春休みの開始時期は,大学の年間スケジュール,教育課程,試験期間など,様々な要素を考慮して決定されています。以前は他大学と同じセメスター制を採用していたため,春休みと夏季休暇の開始時期も現在より早かったのですが,学生の海外留学を促進するため,年間を4つの学期に分けて授業を行うクォーター制を導入しました。クォーター制の導入により,学生はより柔軟に履修計画を立てられるようになり,留学もしやすくなりました。しかし,その一方で,春休みと夏季休暇の開始時期が遅くなる傾向があります。大学としては,学生の学習機会の確保,海外留学の促進など,様々な要素を総合的に判断し,最適な年間スケジュールを決定しています。 - 講義室のコンセントが少ない
要望内容:学生がノートパソコンやタブレット端末を授業で使用する機会が増えており,コンセント不足が深刻化している。コンセント不足により,学生が授業中に充電できない,空いているコンセントを探すのに時間を費やすなどの問題が発生している。
回 答:コンセントの増設が可能かどうか,費用や設置スペースなどを考慮して,大学側に要望を出し,検討してもらいます。コンセントの増設が難しい場合は,延長コードや充電スペースの設置など,代替案を検討します。
電気電子工学コース教職員と学生懇談会では,教育内容や学習環境に関する様々な意見交換が行われました。今後も,学生と教職員間のコミュニケーションを促進するため,定期的に懇談会を開催していく予定です。
文責 河村希典