2026年5月7日(木)、「秋田から考える東北半導体/エレクトロニクス」の第5回目が開催されました。
今回は、秋田県仙北市に拠点を置く「株式会社 角館芝浦電子」より、設計開発課の桐原雅典氏を講師にお迎えし、約270名の学生が受講しました。
講義の主題は、世界中のものづくりを根底から支える電子部品「サーミスタ」です。 温度変化によって抵抗値が変化するこの半導体素子について、基本原理から製造工程、家電・医療・産業機器に至る幅広い活用事例までが詳細に解説されました。
特に、自動車業界のEVシフト(電動化)に伴う需要の激増が注目を集めました。 内燃機関の自動車では1台あたり約15個だった搭載数が、電気自動車では最大80個にまで及ぶ現状に触れ、モーターやバッテリーの精密な温度管理がいかに次世代モビリティの省エネと安全を支える「要」であるかが強調されました。
また、角館芝浦電子の強みとして、製品設計のみならず、量産のための製造設備やプログラミングまでも自社で内製化する「垂直統合型」の体制が紹介されました。 秋田にいながら世界の自動車産業を技術で牽引する最前線の熱量に、学生たちは真剣な面持ちで聞き入っていました。
最後に、秋田県内でも高水準な待遇や充実した福利厚生、そして6月から開始される「ワンデー仕事体験」などの採用情報についても説明がありました。 地域に根ざしながらグローバルに活躍できるキャリアパスは、将来を考える受講生にとって非常に刺激的な内容となりました。




